自己顕示欲と裏腹の隠遁性と自己抹殺欲...。そのフレーズにドキッとした。ある人物を評して人間臨終図鑑の著者である山田風太郎はそう記した。そんなこんなで今年は例年になく新しいことをおこなった年であったのだが自分では隠遁のうちにあったとするしかない。音楽活動においてははなはだそういう状態であった。
働き方、生活してゆくことについ考えざるをえない状況だったため自分の仕事をつくる/自分を生かして生きる/西村佳哲はいい指針を与えてくれた本だった。パパラギを20数年ぶりに読み直す機会もえた。世の中を純粋な目で見たらこんなに滑稽なものなのか。自分のあり方についてもハッとさせられるし、嘲笑的な気分になる。これらはおすすめの本。今年の音楽的イメージの真の意味での萌芽は時間のとられるバイトをやめた11月以降になった。楽にならんなできんのかそう考えてみると小生の執着、執念は弱いもんだ。それがありのままであるからそれはそれでよい。そういう気持ちでいられるのは年を取ったということなのだろう。今はやる気も時間もあるでもお金がないというだけだ。そんな中でも今年は歌作りという新しいことをはじめたし、あまり使わなかったが鉄弦のアコギを入手した。またそれらはそのうちお披露目したい。
毎年恒例のディスク部門ではこのあいだ紹介したオーガニック・アルヘンチーナは印象深いものだったし。ローランド・ディアンス(いわゆるハイアートの分野に属するといえるフランスのギタリスト、作曲家)ピシンギーニャ集でのギター・ソロにおける演奏は芸が細かくて感心させられた。ソロという分野そろそろやっていくかと思い始めている。
来年はシンブリファイととにかくやってみるをキーワードとしてやっていきたい。
久々に寒い年の瀬である。雪の大晦日は昔なつかしのという風情だ。
この場をお借りして今年お世話になった方々やあたたかく見守ってくださる皆々様に感謝をお伝えいたします。
(上の写真の老眼鏡は今年どこにいくにも必需品になった。これこそが大賞かもしれないな。(笑))
*極私的大賞は極めて個人的なもので洋の東西、新旧の区別はなく独断と偏見で選定されています。
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